職員を知る
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Q1:現在の仕事を教えてください。

大阪YMCA国際専門学校 高等課程 表現・コミュニケーション学科で主に「担任業務」や「レクリエーション」の選択授業を担当しています。不登校など社会と繋がるのが容易ではない生徒たちと日々を共にしています。日々「向き合う」ことの大切さ、大変さ、奥深さについて考えさせられます。1年目の頃は、「大切にする・社会に導く」がどういうことなのかとても悩みました。しかしその中で「自分が苦手だからしない。」ではなく、「相手が何を求めているかが最も大切」であることを学びました。また、生徒たちと関わる一方で、教員サイドもチームで関わっていくことが重要です。「自分ひとりですべてをしてあげたい、しなくては。」では誰かが重圧で押しつぶされてしまいます。それくらい心身ともにフル稼働で生徒たちと向き合う責任ある仕事です。しかしチームで取り組むことで、教員のケアにもなり、その生徒自身が複数の教員と関わることで彼ら彼女らの社会性も身に付きます。仕事をしながら気づいたのは、「誰かに委ねる」ことも「責任感」と同様に大切であるということです。

Q2:どうして大阪YMCAへ入職を決められたのですか?

小学校時の恩師との出会いから小学校の教員に憧れていました。しかし、大学入試の際に、教育の分野への願いは届かず、「人のために、人を育む場所は、教員以外にも有るのでは。」と思い、社会福祉学科への進学を選択しました。そこで、「より多くの実践経験を」を胸に、児童や障がい者関係の様々なボランティアに取り組みました。就職活動では、人と競うのではなく、チームで「人の為になること」がしたい。これが私の人生・仕事選びの軸でした。大学時代に、障がいを持つ人たちと休暇を楽しむ、自立を支援することを目的としたキャンプに参加したり、放課後デイサービス等数々のボランティアをさせて頂いたことで、「個人ではなく、チームでやることの達成感」を味わいました。そして大学の教授の部屋に飾っていたYMCAのポスターを見つけ、咄嗟に教授に「この子どもたちの素敵な笑顔が引き出せるYMCAってどんな団体ですか」と聞いたことがきっかけです。

Q3:生徒とのエピソードの中で印象に残っているもの、嬉しかったことを教えてください。

自宅以外の場所で話すことがなかった生徒が、表現・コミュニケーション学科に初めて来たときの面談で、筆談でも可能だからと伝えたにも関わらず、スタッフと“言葉”でのやりとりを選んだことです。同行されていた保護者も中学校の教員もびっくりし、その生徒に、「なぜ、話そうと思ったの?」と聞くと「雰囲気」と答えてくれた時は嬉しかったです。
また、3年生のインタビューの中で、「表コミ(表現・コミュニケーション学科の略)は自分のことを必要としてくれるから通える」という言葉を聞いた時も嬉しかったです。
1年生担任として生徒の大きな覚悟に立ち会う場面が多く、必死に苦手なこと(通学・学習・コミュニケーション)に取り組もうとする、目の前のことに向き合おうとする生徒の姿に「私も一緒に」という刺激とエネルギーをもらっています。また、私自身、飽き性や現実と向き合えない性格から継続することも苦手でしたが、チームで1つの目標に向かい、仲間を支え、支えられたことでこうして働き続けることができていると感じています。
 
 

 
 
東日本大震災で被災された方を対象と
した 親子キャンプ(2011~2014年)を
プログラムディレクターとして担当
 
 
海外研修として参加した
ミャンマーワークキャンプ(2014年)では
日本からユースを引率した。